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読書会で『ユリシーズ』 [生活と意見]

久しぶりに、文化学院の学生が月に一度開いている読書会に参加した。

なんともう三十回目。足かけ四年になるはずである。

いちおう僕は創設時からのメンバーなのだが、いろいろと雑事にとりまぎれてとくに今年はあまり出られなかった。

ええ、歳をとると止むに止まれぬしがらみが増えてくるのですよ。

今回は二日前にYくんから連絡をもらって、ジョイスの『ユリシーズ』を取りあげると知った。

絶対に二日じゃ読み切れないよ!

学生時代に眺めてばかりいた記憶があるだけで、それから一度も精読していない自分が悪いのだが、とにかくその日は都合がつけられる日だったので、なんとか体裁をつくろって参加。

メンバーはYくんとMちゃんとOさんと僕の四人。

みんな今年の夏いっぱいかけてジョイスにつきあったらしい。

よいことである。

つきあいにくい人でも、グループのなかには居場所があったりするものである。

ジョイスさんは一見たいへん気むずかしくて、一対一ではとっつきにくいのであるが、誘い出してみんなで一緒に遊びに行ってみると、実はけっこうにこにこしている人である。

それぞれにこっそり微笑みかけてくれる。

その印象を語りあったわけである。

読書会後はもちろん飲み会。オダギリジョーの現状と今後について、親身な議論が展開された。


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コメント 2

Y

昨日はどうもありがとうございました。二日前に連絡しました不届きもののYです。『ユリシーズ』に取りあえずの別れを告げ、今日から好きな本の読める幸福な日々が戻ってきます。結局のところ、オダギリジョー兄さん論議の決着は現実に委ねるしかなさそうですね。ただ今のところは、彼に代わってマイナー映画を支える看板俳優が見つからないのが現状ではないでしょうか。話は変わって。それにしてもジョイスおじさんも、マルケスおじさんも、いわゆる大傑作を書いた年齢が若いですよね。(ゲーテじいさんとは比べられませんが)。それを考えると、今世界で大人気の村上春樹おじさんはすでに大傑作を書いている年齢。さて、どの作品が対応するのでしょうか? 今日は今年70歳になるウッディ・アレンじいさん監督の最新作『マッチ・ポイント』を観てきました。近年のアレンじいさんの作品ではありえないほどの意気込みが感じられ、怖いほど完成されていて、文学趣味も至るところに散りばめてありました。老齢さがより完全さを要求する場合と、より何ものにも拘束されない自由を求める場合。これは人それぞれというしかないんでしょうかねえ。
by Y (2006-09-10 00:41) 

tanakasan

やあ、先日は遅くまでおつかれさん。
いろいろ忙しくしてるねえ。
読書会のブログも頑張ってよ。
by tanakasan (2006-09-10 21:32) 

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