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2006年11月 [掲載情報]

「文學界」12月号に、「文学まであと少し」の第9回「ドン・キホーテのように」が載ります。

今年度の萩原朔太郎賞を受賞した松本圭二さんの『アストロノート』(叢書重力)を中心に、瀬尾育生『戦争詩論 1910-1945』(平凡社)と都築響一『夜露死苦現代詩』という、最近刊行されたふたつの詩論をからめていろいろ考えてみました。

なかなか手に入れにくいのだけれど、『アストロノート』はね、めちゃくちゃ面白いよ!

それに文字の分量から言うと、たぶんふつうの詩集の4〜5冊分ぐらいは軽くあって、2500円だけど実はお得だよ!(原稿の締切間際のいちばん最後に、ふつうの分量の本のつもりで読みはじめて死にそうになりました……)

いまはここで買えるようです。

煥乎堂(前橋市)
http://www.kankodo-web.co.jp/

それから時評の最後の方で、毎日新聞の記事からヤフーのヘッドラインに出て話題になった、「三田文学」秋季号の片山飛佑馬さんの「アパシー」についても少し触れています。

「三田文学」の掲載号はもう手に入らないようですね。
http://www.muse.dti.ne.jp/~mitabun/


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コメント 2

hane

アストロノートの装丁は詩集のように見えないので、電車のなかでも読むことができました。のぞかれても、二段組三段組のページが多いので、安心ですね。とてもおもしろい詩集でした。
東京新聞の記事で松本圭二さんは、「妻や娘と詩集の発送作業をしている」とおっしゃっていたような。一葉ちゃん(カーハとなっていたから、かずはちゃんでしょうか)も、たいへんなお父さんを持ったものです。
父が詩人。
どうして男性詩人の子どもは、娘が多いのでしょう。
ふしぎな気がします。
k改め、haneより
by hane (2006-11-20 13:05) 

hillta

このブログをみて、「アストロノート」を買いました。
はじめ拒まれている気がしました。
ずいぶんほっときました。
昨夜、「現代詩年鑑2007」のアンソロジーをパラパラめくっていたら
「アストロノート」の中の「1989」という詩が目に留まりました。
この詩は私の心根に触れました。
この詩は読めました。
字の細かい詩集のほうも根気よく付き合っていきたいと思いました。
ついでながら、
現代詩年鑑のほうのアンソロジーにある
佐々木幹郎さんの「珊瑚の岩の神の」という詩に
心を搏たれました。
「現代詩」を見直しました。
怠け者なりに
少しは勉強をしたいと思います。
 hillta
by hillta (2006-12-02 11:27) 

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