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2007年1月 [掲載情報]

明けましておめでとうございます。

あー、まとめての更新ですんません。特に今年の抱負などありませんが、まとめての更新などしないようにしたいと思っているところです(笑)。

「文藝」春季号(6日発売)に、柴崎友香さんの『また会う日まで』(河出書房新社)についての書評が載ります。

「文學界」2月号(7日発売)に、「文学まであと少し」の第11回目「気分はもう戦争」が載ります。

「週間読書人」2007年1月12日号に、伊井直行さんの『愛と癒しと殺人に欠けた小説集』(講談社)についての書評が載ります。


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コメント 4

hill

文藝春季号の書評は読んでおりませんが、
柴崎友香さんの『また会う日まで』を読みました。
この作者のものを読むのは初めてです。
最初の数頁を読みかけたときはミーハーの読み物かなと思って、
途中でやめて放ってしまいましたが、ちょっとして、静かな晩に、やめたたところからふと読み始めたら、
物語の中に惹き込まれてしまって、
読み終わったいまは、胸が甘く切なく、キュンとしています。
青春から大人への過渡期にある若者たちの交友が、こなれた口語体で描かれていて、芝崎さん、決してミーハーでないです。
無駄な人物がいない。一人でも欠けたらこの物語は成り立たないであろうと思いました。
この人物配置が絶妙だと思いました。文体にも艶があります。
柴崎友香さんという新たな作家と出会えたというのは、
文学徒として幸運でした。
それも田中さんを通してなのですが、
文藝春季号は買っていません。
文學界と二冊はちょっと無理です。今度は図書館司書の方に借りた『気分はもう戦争』というコミックスを読んでみます。
by hill (2007-02-01 21:53) 

hill

1982年初版発行のアクション コミックス『気分はもう戦争』読みました。
漫画というのは30年以上読んだ記憶がありませんが、この『気分はもう戦争』はなかなか面白かった。
ただ安易な戦争気分になる可能性が高いので、「戦争をしてはいけない」ということばと対にならないと機能しない、という田中さんの指摘は大切だと思います。
このコミックスが戦争というもののリアリティを感じさせるものかどうか、疑問を持ちましたから。
私は9条はそのまま、自衛隊は認知するという、考えでいます。
あるときまでこの矛盾に悩まされましたが、
9条の理想は捨てられない(これは人類の気高い目標だ)、自衛隊も現実になくすことはできない(当分の間必要でさえある)、
だったらこの矛盾は正当で健康なものだ、と考えるに至って
のどのつっかえがとれました。
私は政治家でもなく、憲法の専門家でもなく、
ただの市井の人ですから
この程度の考えでいいと思っています。
田中さんの次の言葉が気になっています。
「現在のイメージ様式のなかでは他人の言葉だとはっきりわかるものしか詩語として信頼できないという、詩が直面している‥‥問題意識」。
これがまだよく飲み込めていません。
なかなかむずかしいです。
by hill (2007-02-05 00:37) 

hill

(承前)
私も詩を書きますが、
前に引用したような問題意識を
私は持っていないようです。
きっとだから田中さんのその言葉がよく飲み込めないのだと思います。
私はカトリックの霊性を基盤にして
そこから水を汲みながら詩作しています。多分。
その点では自信があります。
それはいいことでしょうか、わるいことでしょうか。
まあわるいとは思っていませんけれど。
所謂「現代詩」を横目に見ながら、
私は私の道を行きます。
by hill (2007-02-10 19:44) 

YONEKUEA

先生のブログ、毎回楽しみにしてます。ですので、もっとマメに更新してください。
by YONEKUEA (2007-04-01 14:02) 

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