2015年10月 [文芸時評]
毎日新聞2015年10月28日の夕刊に、10月の文芸時評が掲載されました。
《作家の想像力とはどこまでが個性によるもので、どこまでが時代に制約されるものなのか。そんなことを考えたのは、作家たちの力作にいくつも重なる題材やイメージが出てきたからである。まず、引きこもりとなった中学生の息子をもつ主婦「今日子」を一人称に近い三人称で描くのは、朝比奈あすかの中篇(ちゅうへん)「手のひらの海」(『文學界』)である。……[全文は毎日新聞で]》
取り上げたのは、
・朝比奈あすか「手のひらの海」(「文學界」11月号)
・高橋有機子「恐竜たちは夏に祈る」(「新潮」11月号)
・黒名ひろみ「温泉妖精」(「すばる」11月号)
・山下紘加「ドール」(「文藝」秋号)
・天埜裕文「アキとユキ」(「すばる」11月号)
・窪美澄「アカガミ」(「文藝」秋号)
・本谷有希子「異類婚姻譚」(「群像」11月号)
の7作です。
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