室井光広「世界文学」ゼミナール開講! [イベント案内]
▼二十世紀の世界文学で最も謎めいた作品の書き手のひとり、J・L・ボルヘスについて縦横に語った文芸評論でデビューし、小説「おどるでく」で芥川龍之介賞を受賞した室井光広さんは、2000年代後半から『カフカ入門—世界文学依存症』『ドン・キホーテ讃歌—世界文学練習帖』『プルースト逍遙—世界文学シュンポシオン』と、世界文学についての卓越した理解を創作としか言いようのない文章で書き継ぎ、2014年にはその日本文学編となる、『柳田国男の話』を刊行されました。
▼その室井光広さんと一緒に、みんなで「世界文学」について語りあうゼミナールをはじめます。
▼もっと世界文学について理解を深めたい人も、この機会に世界文学に挑戦しようという人も、ぜひご参加ください。
・2015年度の予定
〈第1回〉室井光広『柳田国男の話』1 ■ 5月 9日(土)10時半~
場所:法政大学市ヶ谷キャンパス ボアソナードタワー7階706教室
〈第2回〉室井光広『柳田国男の話』2 ■ 7月11日(土)10時半~
場所:法政大学市ヶ谷キャンパス ボアソナードタワー7階706教室
〈第3回〉プルースト『失われた時を求めて』1★10月10日(土)10時半~
場所:未定
〈第4回〉プルースト『失われた時を求めて』2★12月12日(土)10時半~
場所:未定
〈第5回〉プルースト『失われた時を求めて』3★ 2月13日(土)10時半~
場所:未定
※2016年度は、セルバンテス『ドン・キホーテ』と、カフカを取り上げる予定です。
・受講について
〈受講方法〉原則自由参加ですが、できれば事前に下記連絡先までお知らせください。
〈参加費〉 各回1000円(お茶・資料代)。
〈テキスト〉第1〜2回は、室井光広『柳田国男の話』(東海教育研究所)を取り上げますので、ご準備ください。第3回以降は、ゼミ内でテキストを案内します。
〈連絡先〉 ◇田中 和生(ゼミ長) メールアドレス:she-ep@cf6.so-net.ne.jp
◇寺田 幹太(副ゼミ長)メールアドレス:kantaterada@gmail.com
▼その室井光広さんと一緒に、みんなで「世界文学」について語りあうゼミナールをはじめます。
▼もっと世界文学について理解を深めたい人も、この機会に世界文学に挑戦しようという人も、ぜひご参加ください。
・2015年度の予定
〈第1回〉室井光広『柳田国男の話』1 ■ 5月 9日(土)10時半~
場所:法政大学市ヶ谷キャンパス ボアソナードタワー7階706教室
〈第2回〉室井光広『柳田国男の話』2 ■ 7月11日(土)10時半~
場所:法政大学市ヶ谷キャンパス ボアソナードタワー7階706教室
〈第3回〉プルースト『失われた時を求めて』1★10月10日(土)10時半~
場所:未定
〈第4回〉プルースト『失われた時を求めて』2★12月12日(土)10時半~
場所:未定
〈第5回〉プルースト『失われた時を求めて』3★ 2月13日(土)10時半~
場所:未定
※2016年度は、セルバンテス『ドン・キホーテ』と、カフカを取り上げる予定です。
・受講について
〈受講方法〉原則自由参加ですが、できれば事前に下記連絡先までお知らせください。
〈参加費〉 各回1000円(お茶・資料代)。
〈テキスト〉第1〜2回は、室井光広『柳田国男の話』(東海教育研究所)を取り上げますので、ご準備ください。第3回以降は、ゼミ内でテキストを案内します。
〈連絡先〉 ◇田中 和生(ゼミ長) メールアドレス:she-ep@cf6.so-net.ne.jp
◇寺田 幹太(副ゼミ長)メールアドレス:kantaterada@gmail.com
2015年3月 [文芸時評]
毎日新聞2015年3月25日夕刊に、3月の文芸時評が掲載されました。
《一九四七年にはじまった『群像』の創作合評は、現在の文学観を映す鏡だ。今月は、先月の文芸誌に掲載された作品から青木淳悟「匿名芸術家」、羽田圭介「スクラップ・アンド・ビルド」、筒井康隆「メタパラの七・五人」が取り上げられている。語っているのは山城むつみ、長嶋有、松田青子の三人。そこで長嶋有が、西村賢太と勝又浩の対談「私小説は精神の自爆テロ」(『季刊文科』64号)にある、勝又浩の発言に言及している。……[全文は毎日新聞で]》
取り上げたのは、
・佐伯一麦『麦主義者の小説論』(岩波書店)
・吉田修一「あたたかい狂気」(「文學界」4月号)
・勝又浩『私小説千年史』(勉誠出版)
・佐藤友哉「ドグマ34」(「すばる」4月号)
・栗田有起「抱卵期」(「文學界」4月号)
の5作です。
2015年2月 [文芸時評]
毎日新聞2015年2月25日夕刊に、2月の文芸時評が掲載されました。
《河野多惠子が亡くなった。丹羽文雄が主催する同人誌からデビューし、三島由紀夫と同世代で、第三の新人や内向の世代が活躍する「女流」という言葉が生きていた時代に、確固とした文学の世界を築いた。間違いなく一九八〇年代以降の日本の、女性作家が活躍する時代を準備したが、大庭みな子や富岡多恵子の作品ほどフェミニズムの視点で語りやすくなく、谷崎潤一郎経由のサディズムやマゾヒズムといった紋切り型で作品が語られることが多い。……[全文は毎日新聞で]》
取り上げたのは、
・二瓶哲也「ありふれた犬」(「すばる」3月号)
・羽田圭介「スクラップ・アンド・ビルド」(「文學界」3月号)
・日和聡子「校舎の静脈」(「新潮」3月号)
・村田喜代子『八幡炎炎記』(平凡社)
の4作です。